ドリフェス!/ドリフェス!Rの良さとは
二次元と三次元、それぞれに良さがあるのがこの作品の特徴なのですが、その良さを伝えるには少し難しい部分があると去年実感したので私の感じるドリフェス!(R)の良さをいくつかの媒体に分けて考えていきたいと思います。(要は自分の布教用。)
まず本作品のメイン媒体であるiOS/Androidアプリの«ドリフェス!»。
このゲームは推しアイドルにお気に入りの衣装を着せて、センターとして踊らせるアプリ。
トップス/ボトムス/シューズ/アクセサリーの四種類を組み合わせて着せ替えしていくのですが、私の中ではまさに«オシャレ魔女ラブ○ベリー»を彷彿とさせるシステムで、カードを集めてきた血が騒ぎました。
しかも、ゲーム内で自分の投げたドリカ(衣装カード)を受け取り、着替えてくれる!
現在はQRコード機能が諸事情で削除されましたが、アプリ内で出てくるドリカ(衣装カード)が現実にもある(過去は連携していた)のも魅力の1つであります。
どうしても衣装が揃うまで時間が掛かるのでノーマルとレア以上の合わさるクソダサ(褒めてる)コーデでプレイする事になります。これが意外と楽しかった。
ただ最高レア度の衣装を配布するイベントが頻繁に開催されているので、きちんとプレイしていけばすぐに最高レアでダサくない(大事)衣装を着せて遊べます。
(イベントで入手可能な最高レア衣装。猫耳は自分の趣味です。)
その上、ライブではファンサービスとしてドリアピがあります。プリパラで言うメイキングドラマの様なものです。
※★3/4のレアリティである千本キッス(ノックではない)これにもキャラごとのボイスがついているのもこだわり。
しかも衣装によっては特殊なドリアピまであり、衣装を集めるという目的に付加価値が付いています。
そしてこのゲームの最大の良さ、それは主人公/プレイヤーキャラが存在しないということ。
ヒロインであるあなたは…という書き出しの良いゲームは数あれど、プレイヤーがただのファンでセリフもなければ出演シーンも一切ないゲームはそもそも数少ないでしょう。でもドリフェス!乙女向けゲームです。乙女向けゲームです。
例えば自分がマネージャーだったり生徒だったり、勇者だったり時空超えちゃったりみたいな自分とは別のヒロインに感情移入したり、ヒロインというフィルターを通してキャラと交流することはよくあると思うんです。
私も乙女ゲーマーなので、そういった作品でヒロインと推しをベストエンディングに導く仕事してますが…。
だけど、このドリフェス!はプレイヤーはただのファンとしてライブに参加し、推しを見守ります。体力回復薬を買うのも推しのライブを見に行くため。ドリカを集めるのも推しに最高の衣装を着せるため。
ではその推しとどうやって交流するのか。
それがストーリー機能"とつげき!バックステージ"と"ミラクルステーション"。
※アプリ内のシナリオ扱いであるD-Fourチャンネル。通常ストーリー扱いのミラクルステーション、個人ストーリーのとつげき!バックステージ、イベントストーリーのスペシャルの3種類。すべてフルボイス(コラボイベントを除く)
今更ですが、このドリフェス!はD-Fourプロダクションに所属するアイドルグループ"DearDream"と"KUROFUNE"の成長をテーマにしたものです。
D-Fourプロダクションはメジャー(正式)デビューするには作品タイトルになっている"ドリームフェスティバル : 通称 ドリフェス"で、同じメジャーデビューを目指すアイドルの卵達と切磋琢磨し優勝しなければなりません。
そしてもうひとつ、このドリフェスに出場するには二人以上でユニットを組まなければならないのです。
様々な出来事から出会い、共に共感した仲間とドリフェスでの優勝を目指し、見事勝ち抜いたユニット。
そうして正式デビューした"DearDream : 略称/ディアドリ"と、ドリフェス最大のライバルであり後追いで前代未聞の正式デビューを果たした"KUROFUNE"を応援する〝あなた〟の物語なのです。
前置きが長くなりましたが、正式デビューをする事でメディア露出を許され、D-Fourプロダクションの"ミラクルステーション"や"とつげき!バックステージ"に出演した彼らをテレビ(アプリ)を通して見る。要は現実の私達=プレイヤーとしての私達なのです。
つもり、私達ファン(プレイヤー)と彼らは全く個人で交流することはあり得ないのです。
ライブに行って(体力を使い)ライブを見て(リズムゲームをする)、その合間に番組が配信or放送されるので見て、推しが出来たら自室(マイルーム機能)を推しのグッズを飾る。
この現実感!これがドリフェス!
だからこそ私はこんな人にオススメしたい。
- 主人公=自分なのが苦手。
- アイドルとの近すぎる距離感が苦手。
- 男の子好きだけど恋愛要素は苦手。
とは言え以上の項目が好きな方でもいつも違う毛色で息抜きするか〜程度でも結構ですのでダウンロードしてみてください。キラキラな青春物語に惹かれる方もきっといるはず。
以上がライブリズムゲームアプリ «ドリフェス!/(名称変更後)ドリフェス!!R»の魅力でした。
2018年5月1日をもって、このライブリズムアプリ ドリフェス!Rはサービスを終了する事が決まりました。長らくの運営お疲れ様でした。
【アプリ/重要なお知らせ】いつもアプリ「ドリフェス!R」をご利用いただき誠にありがとうございます。この度、2018年5月1日14時00分をもちまして本アプリのサービスを終了することになりました。これまでご愛顧いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。⇒ https://t.co/jhPtLdfRFR
(【公式】ドリフェス!アカウントより)
◆三次元作品 ドリフェス!登場ユニット«DearDream»«KUROFUNE»について
冒頭二次元と三次元それぞれ良さがあると述べましたが、このドリフェス!は二次元のキャラクター達とそれを演じるアミューズ所属の俳優がリンクする事で成り立つ作品です。
この項はその三次元でのDearDreamとKUROFUNEについて、私の見解を載せています。
(Lantis公式アーティストページを記載)
2.5次元作品と呼ばれる、舞台中心のエンターテインメントが急上昇したここ二~三年。その作品とドリフェス!のどこが違うの?という部分からお伝えします。
2.5次元作品には長く公演する間に代替わりが発生し、同じキャラを何人かが交代して行く事があります。
しかし、このドリフェス!はキャラを演じるキャストは変わる事がありません。キャストありきでキャラがあり、キャラがいるからキャストがいるのが二次元+三次元=五次元作品なのです。
舞台などではキャラクターが先行し、それをキャストの方々が自己解釈しながらキャストそれぞれのキャラクターを楽しむものであると思っています。
が、五次元作品では二次元媒体はキャラクターが勿論先行し、三次元媒体ではキャストは自身として登場するのです。
三次元で活動する彼らはキャラクター達ではなく、アイドルとしての彼らだからです。
なので応援する時、勿論キャラクターとキャストが一致する場合もあれば、キャストはこの人だけどキャラはこの人と異なる場合も勿論あるのです。
二次元の時はアニオタ、三次元の時はドルオタという感覚が正しいのでしょうか?(オタクである事は変わりない)
それがこの五次元作品なのです。
(プロジェクト始動時はあまり意味が分からず及川慎が好きで応援してましたが、イベントを通して本当の意味での五次元を体感しはじめました。五次元サイコー超えてる…。)
その上アプリや後述するアニメ作品に生の彼らのエピソードを逆輸入したり、逆にアニメで起こった出来事が実際の現実で起こってしまったり…。そのゲーム内でのキャラ同士の切磋琢磨はもちろん、キャラとキャストが切磋琢磨しているのです。
D-Fourプロダクションの7人+アミューズ&Lantisの7人=14人でドリフェス!プロジェクトです。
◆アニメ作品«ドリフェス!(1期)/ドリフェス!R(2期)»について
このドリフェス!プロジェクトは企画当時からアプリゲームとアニメ化が決まっていました。
そのため、先行開始したアプリを追いかける形で2016年にアニメが放送開始。2018年現在ではアニメ第2期までが放送/配信されました。
アニメ|「ドリフェス!R」5次元アイドル応援プロジェクト公式サイト
(ドリフェス!R公式サイト アニメページより)
このアニメ作品は1期が天宮奏がトップアイドルの三貴士センター三神遙人にひょんな事からスカウトされ、アイドルの卵としてドリフェスでの優勝を目指す物語です。
紆余曲折を経て、
- 過去に傷を抱え誰ともユニットを組まないクールな及川慎
- 三神遙人に憧れアイドルを目指し単身上京した熱血派の佐々木純哉
当初はこの3人でのユニットTRAFFIC SIGNALを結成、その後
- 常に控え目で大学受験とアイドル活動を頑張る優しい片桐いつき
- 天真爛漫で独特な世界観で周囲を引き込む沢村千弦
らと出会いDearDreamを結成するのです。
またその頃、黒石勇人はとある事情から小さなライブハウスから飛び出し、D-Forプロダクションへやって来ます。しかし正式デビューにはまずユニットを組む必要がある。
その中で相棒として担ぎ上げた風間圭吾と二人でKUROFUNEを結成し、彼らの前に立ち塞がります。
どちらが正式デビューするのか、そして一人一人が過去と向き合い未来を進もうとする彼らはどうなっていくのか…。
第1話はこちらから無料で見られますので、宜しかったら是非。まだ声優として未体験のアフレコに苦戦する俳優7人が今では懐かしいですね…
そして2期はデビューを果たしたDearDream/KUROFUNEがアイドルとして成長していく物語です。
“デビューしたからアイドルになれるんじゃない。(ドリフェス!R 第1話 三神遥人)”
憧れであり先輩である三神のこの言葉を胸に、伝説級の三貴士に新たな先輩ユニットAceも登場し、失敗を繰り返しながらそれぞれのアイドルを目指していくDearDreamとKUROFUNE。
彼らの出す、アイドルとは…。
Amazonプライムなどのネット配信でも現在見ることの出来るアニメ ドリフェス!。
このアニメの凄いところ、それは二次元と三次元の絶妙な融合です。
例えばライブシーンでは一部キャストが実際に踊ってモデリングしています。なので、アニメ上ではキャラクターが踊っているシーンは現実ではそのキャストが踊っているのです。
そしてストーリーでは声援!
特にアイドルとして正式デビューした第2期のライブシーンのコールは実際のファンのライブでの声を収録したものが使用されています。
主人公天宮奏のセリフ【イケるっしょ!】やライバルKUROFUNEの【開国/即位して〜!】など、本当の声を使っているからこその臨場感も面白い部分のひとつかなと思います。
そしてさらに、アニメと現実がリンクしたのがドリカシステム。
ファンの応援«エール»はドリカ(アプリ欄にて記載)という形でアイドルへ送られます。それを飛ばすのがペンライトの役割を持つドリカペンライト。それが実際にグッズ化しました。
※ドリカとドリカ型ペンライト
本物のドリカを、本物のドリカライト、で本物のDearDream/KUROFUNEへ、本当に応援«エール»を飛ばせる!
現実三次元とアニメやアプリの二次元が交差するというのを何度も書いてきましたが、(お着替え機能やアニメみたいにドリカは飛ばないけど)実体験、追体験出来るのはドリフェス!ならではではないでしょうか?
アニメ第1話を見ていただければお分かりなのですが、猛スピードでファンから送られるドリカを初めて受け取った天宮奏は、数メール下手すると十数メートル程飛ばされてます。冒頭で及川慎が受け取るためのトレーニング器具を持っているレベルなので多分威力が半端ない。(ファンの愛が重たすぎる…)
"あの"通称<ドリカタイム>が現実にも実装され、ますますリンクしていく五次元ドリフェス!これからも目が離せませんね!ね!
という訳で、2018年2月現在自分の思うドリフェス!の魅力を長々とお伝えしました。言葉にできない面ではまだまだたくさんですし、ファンの皆さん一人一人の思う魅力もあると思います。(3月5日に多少の加筆をしております。)
あくまで私の思うドリフェス!なので、是非アプリやCDなどを手に取ってそれぞれの価値観を持っていただけたら幸いです。
最後に、こんな素敵なステージを魅せてくれる7人にこれからも幸あれ-